作編曲家 山田悠人 公式Webサイト

サクソフォーン吹きのとある休日/A Certain Holiday of Saxophonist for Alto Saxophone and Piano

編成:サクソフォーン独奏(Alto Saxophone, Piano)
時間:10分
楽譜:未出版(作曲者管理) ※楽譜のお問い合わせはこちら
音源:高知サクソフォーン倶楽部第11回演奏会(初演)
演奏:Alto Saxophone: 竹本 綾大 Ryota Takemoto, Piano: 筒井 侑大 Yuya Tsutsui


竹本綾大氏、筒井侑大氏による委嘱作品。委嘱者側より作品名を予め頂いており、サクソフォーン奏者は休日をどんな風に過ごしているんだろうか?と検討した結果、「演奏者の2人が住んでいる、日頃見ている高知県の情景を絡めたら面白いだろう!」と考え、この曲のバックグラウンドには高知県の話題を含めている。全3楽章の小組曲形式で、以下に楽章の解説を掲載する。

第1楽章 Allegro con brio(室戸岬) 0:00~
私は、高知県の話題を検討した際、まず室戸岬のことが頭に思い浮かんだ。私自身、高知県に行くのが約15年ぶり(初演は私立会の元、高知県立県民文化ホールで行われた)で、室戸岬も行ったことはなかったが、写真で美しく壮大な描写を見たことがあり、また、飛行機移動の際、上空から見ていたので、それを元に作曲した。

第2楽章 Andante cantabile(高知市街地、坂本龍馬) 3:17~
高知県を代表する偉人といえば坂本龍馬だと思う。彼は、常に先を見て、日本を変えた男です。ちなみに、龍馬とサクソフォーンの生誕は同じ頃だそうです。

第3楽章 Allegro flessibile(四万十川) 6:01~
高知県を代表する河川である四万十川を思い浮かべながら作曲した楽章である。全長約197kmにも及ぶ四万十川は、上流から下流にかけて、様々な自然や景色の中を流れる。軽快なリズムと急な転調、休符の使い方が四万十川周辺、高知県の美しい情景を描いている。