1989年福岡県北九州市出身。山口大学教育学部、尚美ミュージックカレッジ専門学校アレンジ・作曲学科卒業。作曲を池上敏、蒲池愛の各氏に師事。幼少時より音楽に触れ、高校吹奏楽部ではクラリネットを、大学吹奏楽部ではフルートを担当。大学在学中より作曲、編曲を始める。2016年8月、YMDミュージック合同会社を設立し、CEOに就任。2020年6月、テレビ朝日系『題名のない音楽会』に編曲作品提供。その他、音楽家や音楽団体からの作曲・編曲委嘱多数。『ムジカノーヴァ(音楽之友社)』2022年6月号から同年10月号まで連載コラム「浄書家が秘訣をご紹介します!演奏しやすい楽譜を作るテクニック」執筆担当。現在は吹奏楽や室内楽の作編曲家、楽譜浄書家、レコーディング・エンジニアとして活動している。YMDミュージック合同会社が主催する浄書基礎講座、音楽著作権実用講座の講師を務める。音楽大学で浄書講座の特別講師を務める。今を生きる作編曲家の視点を活かした演奏会を企画する等、精力的に活動している。日本音楽著作権協会(JASRAC)信託者。
Yuto Yamada is a composer, arranger, music engraver, and recording engineer.
Born in 1989 in Kitakyushu, Fukuoka, Japan, he graduated from the Faculty of Education at Yamaguchi University and the Department of Arrangement and Composition at Shobi College of Music. He studied composition under Satoshi Ikegami and Ai Kamachi.
Yamada was exposed to music from an early age. He played the clarinet in his high school wind ensemble and later the flute in the university wind ensemble. During his university years, he began composing and arranging music. In August 2016, he founded YMD Music LLC, where he serves as CEO.
In June 2020, one of his arrangements was featured on Daimei no Nai Ongakukai (Untitled Concert), a music program broadcast on TV Asahi. He has since received numerous commissions for original compositions and arrangements from musicians and music organizations.
From June through October 2022, Yamada wrote a five-part column for MUSICANOVA (ONGAKU NO TOMO SHA CORP.), titled “Tips from a Music Engraver: Techniques for Creating Easy-to-Read and Performable Sheet Music.” Yamada currently works primarily as a composer and arranger for wind band and chamber music, as well as a music engraver and recording engineer. He teaches the Fundamentals of Music Engraving Course and the Practical Music Copyright Course organized by YMD Music LLC. He has also served as a guest lecturer on music engraving at universities and colleges of music.
Drawing on his perspective as a contemporary composer and arranger, Yamada actively plans and produces concerts that present music from a fresh and current perspective.
He is also a trustor of the Japanese Society for Rights of Authors, Composers and Publishers (JASRAC).
活動内容
音楽家として理想やビジョンを持ち、その実現に向けて努力を続けることは、私の活動の軸であり、創作と仕事の両面において最も大切にしている姿勢です。音楽は個人的な表現であると同時に、人と人とをつなぐ行為でもあります。そのため、自身の音楽的探求と並行して、どのような形で活動し、人と関わっていくかを常に意識することを大切にしています。
音楽大学や専門学校などの教育機関は、演奏技術や作曲・編曲といった専門分野を学ぶ場であると同時に、音楽を通して思考力や表現力を育み、文化や社会との関わりを広い視野で学ぶ場でもあります。学生時代に出会う同級生や先輩、後輩、講師は、卒業後の音楽活動においても長く関わる可能性のある、大切な存在となり得ます。そうした学びの過程で築かれる人間関係を尊重しつつ、卒業後はそれぞれが独立した音楽家として、自立した立場で関わり合うことを心がけています。
私は、他の音楽家や制作者と協力しながら自身の音楽的能力を高め、成長を続けていくことを目指しています。そして、音楽を楽しむ仲間とつながり、音楽の魅力を共有することで、より多くの人に音楽を好きになってもらうこと、音楽を愛する人々にとって前向きな力となる存在でありたいと考えています。
作曲
吹奏楽や室内楽(主に管楽器ソロ作品やアンサンブル作品)の作曲を専門に行っています。舞台音楽の作曲経験もあり、多様な表現の可能性を追求してきました。ドビュッシーやラヴェルといった近代フランスを代表する作曲家の作品を好み、影響を受けています。
私は、作曲する意味を日々自問しながら、自分が見て、聴いて、感じたものを反映させつつ、新しい楽曲を創作しています。今を生きる作曲家としての強みは、過去を俯瞰し、現在を見つめ、未来を創造できることだと考えています。現代的な視点や独自の感性を大切にしながら、様々な表現に挑戦しています。
編曲
吹奏楽や室内楽(主に管楽器ソロ作品やアンサンブル作品)の編曲を手がけています。ジャンルはクラシックからポップスまで幅広く、特にサクソフォーン作品の編曲を多く行っています。ソロ作品から大編成まで、あらゆる編成に挑戦しています。
編曲においては、原曲の意図を汲み取るだけでなく、楽曲の背景や音楽史の理解も踏まえ、新たな編成で作品の魅力を引き出すことを心がけています。編曲は単なるコピーや模倣ではなく、楽曲分析を通して構造や特徴を深く理解し、音色や編成、表現を再構築する創作活動です。原曲を尊重しつつ、自身の思想や感情を反映させ、新たな芸術表現を生み出すことを目指しています。
私は、原曲の魅力を損なうことなく、新しい音色や編成、解釈を加えることで、原曲とは異なる新しい魅力を引き出すことを意識しています。また、現代を生きる作編曲家としての視点を活かし、演奏者や聴衆と音楽の喜びや創造体験を共有できるような作品づくりを目標としています。
楽譜浄書
私の作曲・編曲には楽譜を伴うことがほとんどです。楽譜制作にはコンピュータを用いますが、楽譜を読みやすく美しく仕上げるには様々な知識が必要です。私は演奏者が楽譜を手にとって見やすいと思っていただける楽譜を制作することを心がけています。私が代表を務めるYMDミュージック合同会社の出版楽譜のほとんどは私が浄書を行っています。また、移調譜制作やリードシート等、各種楽譜制作を行っています。
レコーディング
YMDミュージック出版作品等の参考音源のレコーディング、演奏会のライブレコーディングを行なっています。また、友人を対象にコンクール音源審査用のレコーディングや演奏会のライブレコーディングを行っています。
演奏会企画・開催
今を生きる音楽家として今だから出来る音楽を生で楽しんでいただく事の出来る演奏会を企画・開催しています。上質な演奏を聴いていただくだけなく、曲が出来るまでの過程や音楽の歴史等、作曲・編曲の魅力も楽しんでいただけるような演奏会を目指しています。”クラシック音楽は堅苦しい”と考える方が多いと思いますが、クラシック音楽をもっと身近に、クラシック音楽に親近感を持って頂く機会になることを目標にしています。また、今を生きる音楽家としての活動成果発表の場としてコンセプトのある演奏会を開催しています。
音楽教育(楽譜浄書・音楽著作権)
音楽をより身近に、そして、音楽を楽しんで頂くために、音楽を学ぶ講座やレッスンを行っております。
浄書基礎講座では、YMDミュージックの美しく使いやすい楽譜のノウハウを生かし、楽譜浄書を身近に感じていただくことを目指しています。講座で学んだ知識や技術は、日頃の音楽活動にも役立ちます。
音楽著作権実用講座では、著作者・伝達者の権利を保護し、文化発展に寄与するために定められた著作権について学びます。この講座では、受講者自身が音楽著作権を正しく理解することを重視しており、安心して創作や演奏活動に取り組める環境を整えることを目指しています。音楽著作権の正しい理解は、受講者自身だけでなく、共に音楽活動を行う仲間や社会との共存を支え、豊かな音楽文化の創造と発展にもつながります。 私自身も音楽著作権を適切に理解することで、創作や演奏活動に安心して取り組むとともに、音楽文化の発展に貢献することを目指しています。
上記講座は、出張講座としても承っております。一緒に音楽を学んでみませんか?
YMDミュージック合同会社CEO
2016年8月1日、YMDミュージック合同会社を設立しました。
YMDミュージックは、私の音楽活動の拠点であると同時に、音楽を通じて社会とつながる機会を提供する音楽出版社です。当社では、作曲・編曲作品の制作・出版を通じて、演奏者や聴衆、教育現場に向けて質の高い音楽コンテンツを届けています。
また、音楽を通じて社会に貢献することを重視しており、音楽教育や著作権啓発などの取り組みを通して、健全で豊かな音楽文化の発展を支える活動も行っています。私は、こうした活動を通じて、音楽家としての経験や知見を深め、自身の創作・教育活動の向上にもつなげていくことを目指しています。
今を生きる音楽家としての使命
現代社会において音楽家が活動するということは、単に作品を生み出し、技術を磨くだけで完結するものではありません。音楽は常に社会と結びついており、音楽家はその時代の価値観や課題と向き合う存在であると私は考えています。
私は、今を生きる音楽家として、音楽が持つ表現力や影響力を自覚し、社会の一員としての責任を意識した活動を行うことを、自身の使命のひとつとしています。
音楽業界には、長年にわたって培われてきた独自の慣習や価値観があります。それらの中には意義ある文化も多く存在しますが、一方で、業界内の論理や力関係が、社会的なルールや法的枠組み、あるいは個人の尊厳よりも優先されてしまう場面があることも否定できません。
とりわけ、社会的地位や知名度、肩書き、過去の実績といったものを背景に、対話の場で一方的に優位に立とうとしたり、異なる意見や活動に対して圧力や制裁を与えようとする態度が存在しうることについて、私は問題意識を持っています。音楽が社会の中で営まれる活動である以上、立場の違いにかかわらず、社会常識や法令を尊重し、透明性と公平性を重視した行動を選択する姿勢が不可欠です。
音楽大学や専門学校などの教育機関は、音楽を学び、表現と向き合うための場であり、特定の職業像や到達点を定める場所ではありません。卒業後は、過去の所属や肩書きに依存することなく、それぞれが独立した音楽家・事業者として対等な立場に立ち、互いの専門性と責任を尊重し合う関係を築くことが重要だと考えています。
私は、自身の音楽活動を通して、音楽を楽しむ人々と誠実につながり、音楽の魅力や可能性を共有していきます。
今を生きる音楽家としての使命とは、自己表現や個人の成功のみを追い求めることではなく、権威や力関係に依存しない健全な関係性の中で、社会との調和を図りながら音楽の価値を高め、それを次の世代へと責任ある形でつないでいくことにあると捉えています。






