作曲家 山田悠人 公式Webサイト

高校を卒業して進学するならば、そして、仕事&勉強することとは…

3連休も終わり、また明日から学校やお仕事、通常の日々に戻る方が多いと思います。
この3日間のことをブログに記そうかと思ったのですが、そんなことよりも、興味のある人にとっては有益になると思う標題の事を連ねようかと思います。

皆さんも義務教育を受けたのはもちろんだと思いますが、その後、進学や就職等、様々な人生の選択を重ねていると思います。
僕は福岡県の高校を卒業し、山口大学教育学部に進学し、卒業しました。
大学卒業後に東京の尚美ミュージックカレッジ専門学校に進学し、そちらも卒業し、今に至ります。
つまり、高校卒業後に大学と専門学校両方を卒業した学歴を持っている事になります。

僕の学歴でよく間違ったことを言われることがあります。
それは、僕の最終学歴の事です、僕の場合は山口大学になります。
最終学歴って最も高い水準の教育機関を卒業した経歴のことなのです。
案外知らない人がいるようなので、知っておいた方がいいと思います。

先に、残念なお話から。
ニュースや口コミや社会の風潮より、学歴より人間性そのものを重要視する時代になったと思ってますが、学歴や名誉を尊重する方がいるのも現状です。
(特に若い世代において)音楽の世界でも”出身”の話になる事はよくあります。
話しそのものをすることは何も問題はないと思います。
しかし、この話になると、”専門学校に行った人=大学に行けなかった人”と思っている方がいるらしく、特に後者の人は前者の方に舐めてかかる傾向があるかと(実体験より)思っています。
僕の場合、最終学歴は山口大学と言えど、(話がややこしくなる原因になるし)最も最近卒業した学校は尚美なので、「尚美卒業です」と答えますが、これで『何だこいつ、専門学校卒業程度の人か』という態度を示す人がいるんですね…
その後に「でも、尚美の前に山口大学を卒業してます!」っていうと、これでまた態度が一変…
学歴って、人そのものを判断する材料になるくらい重要な話なのかな?って思っています。

現在、高校に次ぐ教育機関への進学先を検討している方にアドバイスしたいのは、僕は、大学でも専門学校でも、どちらでもいいのでは、という事です。
ただし、高校卒業は最速で18歳、物事を取捨選択する能力はあると思います。
自分の進路は自分で選び、学びたいことを決め、選んだ先で学べることを精一杯学ぶことが大切だと思います。
惜しくも希望が叶わなくても、行った先で学べることを学ぶのはもちろん、予想もしていなかった出来事に出会い、考え方や人生が変わることがあります。
他力本願な姿勢で、引かされたレールの上を何の障害なく走り、目的や意志をはっきりとさせないまま進学、卒業することよりも良いことだと思います。

ちなみに、僕はそもそも、(これの前の話もありますが割愛します)高校3年次の最終的な考えは、両親のように教員になる為に福岡県内の教育学部のある大学に進学し、数学の教員をしながら吹奏楽部で指揮をすれば、安定収入の仕事をしながら音楽をする…でした。
ですが、大学センター試験で奮わず、”やむを得ず”山口大学教育学部を受けました。
しかし、山口大学で今も交流を続ける素敵な仲間に出会い、また、今の仕事である作曲に出会いました。
大学進学時は教員になることを目指しましたが、2年途中で断念、作曲を仕事にすることを決心して卒業、尚美に進学しました。
専門学校卒業後に僕のことをよく知る方々に言われたのは、『大学時代に”作曲が自分を表現する最高の行為だということ”に気付いてよかったね』でした。
こんな感じで、人生何が起きるか、本当にわからないものです。
(その分、両親には多大な心配と迷惑、金銭面の負担を強いることになりましたが…許してくれているでしょう)

上で、”進路を自分で選び”とありますが、大学と専門学校では”学ぶ姿勢”が大きく異なります。
この違いを理解していないと、入学後に苦しむ事になりますし、苦しんで退学した人を多く見てきました。

大学とは、専門的に学問を研究する場所です。
“自身の学びたい事の基礎”からじっくり徹底的に突き詰め、それを探求すると思えば良いでしょう。

専門学校とは、社会に出て実践の場で直結する知識の基礎を学ぶ場所です。
“自身が仕事にしたい事の基礎”を学ぶ場所で、こちらは就職後に現場で通用することを知ったり、在学中から現場の体験をする機会や業界人に会う機会に恵まれるかと思います。
ただし、専門学校は在学年数が4年以下のことも多く、最短で1年で卒業という事もあります。

僕が専門学校に入学して思ったのは、専門学校は入学までにどれだけ仕事にしたいことを学んでいるかがポイントになるという事です。
専門学校はあくまで仕事にすることが前提で、学びたいことの基礎がある程度身に付いている必要があります。
大学は研究分野に興味があり、高校で身につけた知識から学ぶ事が可能ですが、専門学校は仕事とにしたい事の知識をある程度深めておかないと、入学してから苦労し、まして、大学のような感覚で専門学校に入学しても全く手も足も出ず、大抵の場合は授業についていけない…という感じです。
この違いを十分に理解して、大学にするか、専門学校にするかを決めるべきです。
それを決めてから、進学先の特色や学びたい内容、先生等、自身の判断を大切にして決めるべきだと思います。
そして実際に進学し、学生生活を築くのも自分自身、自分自身で最高の学生生活を作り上げ、過ごすことになります。

大学、専門学校を卒業すると、自分自身で生活資金を得る為に、働く(仕事をする)事になります。
学生時代は何かしら親御さんの金銭的ご支援がある場合がほとんど、それが故にアルバイト等で”小遣いを得る”事を働くと言っていたと思いますが、社会人は親元を離れたり生計を別にして”自立”し、”生活をするため、生きるためにお金を得る”事を働くと言うようになり、言葉そのものの意味が変わります。
学生と社会人では得る金額や仕事の単価が桁単位で違います。

実際の所、社会人になった方が、自分自身で得るお金が増えて、学ぶ環境を整備しやすくなるのも現実なんです。
ということで、”大学であろうが、専門学校であろうが、仕事を始めても学ぶ姿勢を忘れてはならない”と思います。
僕は両方を卒業していますが、両学校で学んだことはたくさんありますが、現場で通用しない事が多くあります。
上で、”専門学校とは、社会に出て実践の場で直結する知識の”基礎””と触れたように、基盤を学生時代に作って、現場でそれを応用させなければいけません。
応用させるには、現場に合わせて学び…
となります。
“自身の学びたい事の基礎”と”自身が仕事にしたい事の基礎”は大きく違います。
そして、社会に出て勉強することを忘れては、それ以上の成果は期待出来なくなります。

ただ、社会人は学生よりも勉強時間を確保することは出来ず、学生時代に学んだ勉強の仕方を活かし、効率よく学ぶと思います。
学生は、学生時代に可能な限り、社会に近づく、見る、知る事が大切だと思います。
それを吸収するだけでなく、じっくり考え、見つめ直し、自分のものにすることが出来るのも学生の特権だと思います。
学生時代から社会や現場に近づくのは良い話ですが、焦る必要は無く、学生の本業は持っている知識でお金を得ることではなく将来のために学ぶことです。

そして何より、進学も仕事も、目的や意志をはっきりとさせる事が大切です。
“私は〜しか出来ないから…”というような曖昧な気持ち、今の自分でできることや趣味でお金を得ようとしても、特に仕事の場では通用しません。
仕事は他人の為に尽くして対価を得ることであり、趣味程度の気持ちや”サービスや物を提供したから金を払え”なんていう姿勢では仕事になりませんし、続いても僅かな期間だと思います。

以上、長々触れましたが、僕の学生時代に経験をしたことを軸に書いてみました。
人生で忘れてはいけないことは生涯を通じて学び続ける姿勢だと思います。

ということで、僕は今日も仕事の合間を縫って勉強してました…